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太宰への道
たけはそれきり何も言わず、(中略)子供たちの走るのを熱心に見ている。けれども、私には何の不満もない。まるで、もう、安心してしまっている。(中略)胸中に一つも思う事が無かった。
(「津軽」より)
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諸君が北に向かって歩いている時、その路をどこまでも、さかのぼり、さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ浜街道に到り、路がいよいよ狭くなり、(中略)そこに於いて諸君の路はまったく尽きるのである。
(「津軽」より)
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「や!富士。いいなあ。」と私が叫んだ。富士ではなかった。津軽富士と呼ばれている一千六百二十五メートルの岩木山が、満面の水田の尽きるところに、ふわりと浮かんでいる。
(「津軽」より)
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或るとしの春、私は、生まれてはじめて本州北端、津軽半島を凡そ三週間ほどかかって一周してのであるが、それは、私の三十幾年の生涯に於いて、かなり重要な事件の一つであった。
(「津軽」より)
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太宰治記念館「斜陽館」








